
新潟市で親の不動産売却を検討中の方へ!老人ホーム入居と手続きの流れも紹介

こんにちは。
新潟の不動産売買専門店「にいがたの不動産」の中村です。
親御様の高齢化に伴い、家を手放し高齢者施設への入居を検討される方が増えています。しかし「どの施設を選ぶべきか」「自宅の売却や税金の手続きはどう進めるのか」など、悩みや疑問は尽きません。この記事では、新潟市で高齢者向け住宅の選択肢や関連制度、親の家を売却する際の税制優遇や支援制度の活用法など、知っておくべき重要なポイントを分かりやすく解説します。今後の安心に向けて、ぜひ最後までご参照ください。
新潟市における高齢者向け住宅の選択肢と制度

新潟市では、高齢者の生活を支える住まいとして「サービス付き高齢者向け住宅」が制度化されており、バリアフリー構造や居室の広さ、介護・医療との連携といった要件が定められています。例えば、居室は原則 25 平方メートル以上で、共同スペースが適切に確保されている場合には 18 平方メートル以上でも認められます。また、入居者には少なくとも安否確認や生活相談サービスが提供されなければならず、契約形態も敷金・家賃・サービス費のみといった明確な内容になっています。こうした登録制度により、高齢者が安心して住み続けられる環境整備が図られています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 床面積(原則) | 各居室 25 平方メートル以上 |
| サービス | 安否確認・生活相談など最低限の支援 |
| 契約内容 | 敷金・家賃・サービス費のみ徴収し、前払金は保全措置と返還ルール明記 |
この登録制度は、新潟市が独自に運用しているわけではなく、国の「高齢者の居住の安定確保に関する法律」に基づいて創設され、新潟県や市が登録を受け付けています。また、国や地方自治体から整備費の補助を受ける場合には、建設予定地の市区町村への意見聴取が必要となる手続きが義務化されており、2025年4月1日以降に申請する場合には、この意見聴取の実施が必須となっています。
さらに、これらの住宅が一定の要件(登録済みであること、耐火構造、国や自治体の補助を受けた建物、戸数や床面積の条件を満たすこと)を満たす場合には、令和9年3月31日までに新築された貸家住宅に対して、固定資産税の減額措置が適用できる制度があります。
老人ホームへの入居後に親の住宅を売却する際のポイント

老人ホームへ入居されたあとの親御さまの住宅を売却する際には、税金に関する制度や売却のタイミングなど、いくつか押さえておきたい重要なポイントがあります。
まず、「居住用財産の3000万円特別控除」です。この制度は、自宅を売却した際に譲渡所得(売却益)から最大3000万円を控除できる制度で、一定の要件を満たせば適用可能です。具体的には、売却する住宅に5年以上住んでいることなどの条件がありますので、該当するかどうか事前に確認が大切です。
相続により空き家となった住宅でも、この「3000万円特別控除」が使えます。ただし、かつては老人ホームに入居していて住まいとして利用していなかった期間があると適用できないケースもありましたが、税制改正により一定の条件を満たせば適用可能になった例もあります。この点については、具体的な条件の確認が必要です。
売却タイミングの判断も重要です。老人ホームへ入居後、住宅が空き家となると、固定資産税の負担が継続し、管理の手間や近隣とのトラブルのリスクも増します。空き家の状態が長期化する前に売却することで、これらの負担を減らせる場合があります。
以下に主なポイントを表形式でまとめます。
| 項目 | 内容 | 注意点 |
|---|---|---|
| 3000万円特別控除 | 譲渡所得から3000万円を控除できる制度 | 5年以上の居住など条件確認が必須 |
| 相続空き家の特例 | 相続した空き家売却時にも控除適用可 | 老人ホーム入居中の扱いなどの詳細条件がある |
| 売却タイミング | 空き家化による税負担・管理リスク軽減の観点 | 住宅の状態や市場動向も合わせて判断 |
これらのポイントは、売却に伴う税負担や管理の手間を軽減するうえで欠かせない知識です。具体的な制度の適用可否や条件、手続き方法については、税務署や専門家への相談をおすすめします。
新潟市の支援制度や補助を活用して売却準備を進める方法

高齢者施設への入居に伴い、ご実家を売却される際には、事前に新潟市や新潟県が提供する支援制度を活用すると、ご負担の軽減や手続きの円滑化につながります。
以下の表は、主な支援制度をまとめたものです。
| 制度名 | 概要 | 補助額・特徴 |
|---|---|---|
| 空き家活用推進事業 | 市内の空き家を取得またはリフォームして移住定住や福祉的用途に活用する取り組みを補助 | 補助率は費用の1/2、上限は100万円 |
| 健幸すまいリフォーム助成事業 | 高齢者世帯向けにバリアフリー・省エネ化などのリフォームを支援 | 対象工事ごとに上限10万円まで補助 |
| 譲渡所得の3000万円特別控除 | 築年が古いご自宅の売却(耐震リフォームなどを行った場合含む)に適用 | 譲渡所得から最大3000万円を控除 |
制度ごとの詳細は以下のとおりです。
まず「空き家活用推進事業」は、新潟市内の空き家を取得・リフォームし、ご自身の居住や移住定住(ご家族の安心できる住まいづくりなど)に活かす場合に、費用の半額(上限100万円)を補助する制度です。高齢の方の生活に配慮した改修にも活用可能で、ご実家をこれからの住まいとして整えたい場合に適しています。
次に「健幸すまいリフォーム助成事業」は、高齢者世帯向けにバリアフリー化や断熱改修、手すり設置などの工事を支援する制度で、対象となる工事内容ごとに上限10万円の補助を受けられます。ご両親が安心して暮らせる住まいづくりの支援として有効です。
また、税制上のメリットとして「譲渡所得の3000万円特別控除」は、ご両親が住んでいた築年の古い住宅(昭和56年5月以前の建築等)を売却する際に、一定の要件を満たせば、譲渡所得から最大3000万円が控除され、税負担を大きく軽減できます。耐震改修を行った住宅や取り壊した後の土地の売却にも適用可能な場合があります。
さらに、空き家の管理や活用に関して不安がある場合は、「にいがた空き家管理活用サポーター」に相談することもできます。新潟県が登録する専門家の中からご相談に応じる体制が整備されています。
制度を活用する際は、それぞれに申請時期や工事着手前の申請要件などが異なります。制度によっては予算に達し次第受付終了となることもありますので、早めの確認・手続きをおすすめいたします。
販売準備における注意点と安心して進めるためのポイント

新潟市でご親族がお住まいだったご自宅を空き家として放置する場合には、さまざまなリスクが生じます。まず、建物の老朽化が進行すると、倒壊や火災、不審者の侵入などの物理的リスクが高まります。これは所有者に賠償責任が生じる可能性もあり見過ごせません。また、行政により「特定空家」または「管理不全空家」と認定されれば、固定資産税が最大6倍に跳ね上がり、加えて行政代執行による強制解体が実施されるケースもあります。この際には数百万円から数千万円に及ぶ解体費用が請求されることがあります。
こうした負担やリスクを避けるためには、専門家への相談をおすすめします。所有者だけの判断で進めると、法律や税務の見落としが起きることがあります。弁護士や税理士、建築士、不動産の専門家などへの相談により、適切な法的手続きや制度活用が可能になります。これはご家族の安心にもつながりますし、後々のトラブル防止にも役立ちます。
さらに、売却後の資金の使い道やご自身の生活設計を見据えて資金計画を立てることが重要です。例えば、売却益を老人ホームなどの入居費用や今後の生活費に充てる際、無理のない資金配分を考えることが必要です。将来にわたる収支の見通しを明確にすることで、安心して新たなスタートを切ることができます。
以下は、注意点と安心して進めるためのポイントを整理した表です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 空き家放置のリスク | 倒壊・火災・不審者侵入、税負担増・行政代執行など |
| 専門家への相談 | 法務・税務・建築に関する有識者への早期相談が安心につながる |
| 売却後の資金計画 | 入居費用や生活設計を見据えた収支計画の立案が重要 |
まとめ

新潟市で親の住宅を売却し、高齢者施設への入居を目指す場合には、地域が用意するさまざまな制度や支援策を正しく知り、準備を進めることが大切です。売却に伴う税制上の特例や、空き家となるリスク管理、市の補助制度による負担軽減など、知っておくことで安心して一歩を踏み出すことができます。家族全員が納得できる選択をするためにも、早めに情報収集を始め、専門家の意見も参考にしながら進めていきましょう。


