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新潟市で相続した不動産の売却費用は?費用の種類や目安をまとめて解説

不動産買取

中村 利恵

筆者 中村 利恵

不動産キャリア17年

新潟市のどこの不動産会社様より売主様の不動産を研究して、たった一組の次のオーナー様へ伝えます。
にいがたの不動産の強みは「仕事が好き」という事だと思っています。
古くて、新しくて、ちょっとダサい不動産屋を突き抜けたいと思います。


こんにちは。

新潟の不動産売買専門店「にいがたの不動産」の中村です。

相続によって不動産を取得したものの、「売却にはどれくらい費用がかかるのか」「手続きや注意点は意外と多いのでは」と不安に思われる方も多いのではないでしょうか。特に新潟市で相続物件の売却を考える際には、地域特有の相場や費用項目を把握することが大切です。この記事では、相続した不動産を売却する際の費用や流れ、費用を抑えるためのポイントを詳しく解説します。ご自身やご家族の大切な資産を無駄なく活用するための基礎知識として、ぜひご活用ください。

相続した不動産を売却する際にかかる費用の種類


相続した不動産をご売却される際には、さまざまな費用がかかります。まず代表的な費用として、不動産仲介会社に支払う仲介手数料があります。法律により上限額が定められており、売却価格が高くなるほど割合が下がる仕組みです。例えば、400万円超の部分には売却額×3%+6万円(消費税別)の計算式が適用されます。

次に、売買契約書に貼る印紙税ですが、一定金額以上の取引には収入印紙が必要です。令和9年(2027年)3月31日まで軽減措置が適用されており、たとえば1000万円超5000万円以下の契約書では本則2万円が軽減後1万円になります。

また、住宅ローンの抵当権が残っている場合には、その抹消登記も必要です。登録免許税として不動産1筆あたり1,000円がかかり、司法書士への依頼費用として1万~3万円程度の報酬が必要です。

さらに、相続登記や売却に伴う所有権移転登記の費用として、登録免許税が評価額の0.4%程度かかります。また、司法書士へ登記手続きを依頼すると、登記1件あたり3万~10万円が相場となります。

その他、ご注意いただきたい費用として、測量費解体費などがあげられます。場合によっては実費負担となり、まとまった金額になることもありますので、事前の確認をおすすめします。

費用項目内容目安
仲介手数料売却価格に応じた成功報酬売却価格×3%+6万円程度(消費税別)
印紙税売買契約書への収入印紙貼付1万円超~5000万円以下:軽減後1万円
抵当権抹消登記費用抵当権を消す登記のための税金と報酬登録免許税:1,000円/筆、司法書士報酬:1万~3万円

新潟市における具体的な売却費用の目安

相続された不動産を売却する際、どのくらいの費用や税金がかかるのか、具体的な目安を知っておくことは非常に大切です。ここでは、新潟市の土地・一戸建て・マンションの売却相場や、相続物件に関連する諸費用・税制上の特例についてわかりやすくご案内します。

項目内容備考
土地(新潟市平均)坪単価 約21.0万円(約6.4万円/㎡)2025年時点データ
中古マンション(専有面積70㎡・築10年)約3,040万円(平米単価 約44万円)LIFULL HOME’S推定相場
中古マンション(市全体)平米単価 約22.9万円(総平均 約1,650万円)2024年1~3月期データ

土地の平均的な坪単価は約21万円(6.4万円/㎡)であり、新潟市における土地売却の参考になります。実勢価格は立地や面積によって変動しますが、2025年の注目データです(表参照)。

マンションについては、専有面積70㎡・築10年の物件では推定売却価格がおよそ3,040万円、平米単価は約44万円というデータがあります。また、市全体の中古マンション売却では平米単価が約22.9万円、総平均価格は約1,650万円という統計値も参考になります。どちらも最新の資料に基づく情報です(表参照)。

さらに、相続物件に関連する費用構成として、仲介手数料や印紙税、抵当権抹消費用、そして税金では譲渡所得税が重要です。相続税を支払った場合には「取得費加算の特例」によって譲渡所得の計算上、取得費を増やすことができ、税負担を軽減できます。この特例は、相続税の申告期限から3年以内(実質として相続開始後3年10か月以内)の売却が条件です(取得費加算)。


また被相続人が住んでいた住宅を売却する場合には、譲渡所得から最高3,000万円まで控除できる「空き家特例」があります。ただし、この特例と取得費加算の特例は併用できず、どちらが節税効果が高いか検討が必要です(特例併用不可)。

以上、新潟市における相続不動産売却の相場と、相続関連で利用できる節税措置のポイントをご紹介しました。ご自身の物件状況に合った内容をさらに詳しく知りたい場合は、お気軽にご相談ください。

費用を抑えるためにできる工夫と注意点

相続した不動産を売却するときには、さまざまな費用がかかりますが、工夫次第で負担を軽減することが可能です。以下に節約につながるポイントと注意点をご紹介します。

まず、「相続税の取得費加算の特例」を活用すると、相続税として支払った金額のうち、対象不動産に関連する部分を取得費に上乗せして譲渡所得の計算が可能です。これにより、譲渡所得が減り、かかる税金を抑えられます。ただし、この特例は相続開始から3年10か月以内の売却が対象であり、利用には確定申告時の「取得費加算額の計算明細書」などの提出が必要です。




一方で、「相続空き家の3,000万円特別控除」との併用はできません。どちらも適用可能な場合は、より有利な制度を選びましょう。3,000万円控除は、被相続人が居住していた家屋と土地を相続し一定要件を満たした場合に譲渡所得から控除できる強力な制度です。

また、節税制度を活用するうえでは、申告漏れや申告期限の不備がないよう、早めに専門家へ相談されることをおすすめします。特に税務や登記など、制度適用には複雑な手続きが伴うため、信頼できる専門家に早めにご相談いただくことで、控除漏れや手続きの遅れを防ぎ、安心して売却を進めることができます。

節約ポイント内容注意点
取得費加算の特例相続税を譲渡所得の取得費に加算して節税売却は相続から3年10か月以内に限る、申告書類が必要
3,000万円特別控除譲渡所得から最高3,000万円を控除取得費加算との併用不可、要件(居住用・耐震要件など)あり
早めの専門家相談申告の漏れや手続きの遅れを防止信頼できる専門家を選ぶことが重要

新潟市で相続物件売却を進める際のステップと費用フロー


新潟市で相続物件を売却するには、相続発生から売却完了まで、段階ごとに費用が発生します。それぞれのステップを時系列で整理し、かかる費用の目安をご紹介します。

ステップ内容費用目安
① 相続登記遺産分割協議を経て相続登記(名義変更)を行います登録免許税:固定資産税評価額×0.4%、司法書士報酬:3万~10万円程度
② 売却前準備査定・販売活動準備として内覧準備や書類取得を行います書類取得手数料:数千円~数万円、内覧準備費用:クリーニング等数万円
③ 売買契約・決済売買契約締結、決済・所有権移転登記、抵当権抹消などを進めます仲介手数料:売却価格×3%+6万円+消費税、抵当権抹消登記費用:実費+司法書士報酬
④ 税務申告譲渡所得税、相続税の確定申告を行います税理士報酬:相続税申告で遺産総額の0.5~1%、譲渡所得税等は税額に応じて

まず相続登記は、相続開始を知った日から3年以内の実施が義務付けられており、期限を過ぎると過料が発生することもあります(令和4年4月1日より義務化)【出典:株式会社SA】 。登録免許税は固定資産税評価額の0.4%と定められており、司法書士に依頼すると別途報酬が必要です【出典:三井のリハウス】 。

次に売却前の準備では、相続登記完了後、査定や内覧準備、必要書類の取得等を行います。書類取得には市町村への手数料がかかり、内覧を意識した清掃や修繕も場合によっては必要です。これらは数千円から数万円程度になります。

売買契約決済段階では、まず仲介手数料が発生します。これは法律上の上限により、「売却価格×3%+6万円+消費税」で計算されます【出典:相続会議】 。さらに、抵当権を抹消する場合は登記費用や司法書士報酬が別途必要です。

最後に、税務申告では譲渡所得税や住民税、相続税の確定申告を行います。税理士に依頼する場合は、相続税申告で遺産総額の0.5~1%程度の報酬が目安です【出典:相続会議】 。譲渡所得税については、売却後の翌年2月16日から3月15日の間に申告し、申告漏れがないよう注意が必要です【出典:ホームズ】 。

スケジュール感としては、相続登記後から売却完了までは、おおむね3か月から6か月程度かかるのが一般的です【出典:お家のいろは】 。

これらを踏まえ、新潟市で相続物件の売却を検討されている方は、早目に費用を見積もり、資金計画を立てることをおすすめします。必要な場面で専門家に依頼することで、安心して手続きを進められます。

まとめ



新潟市で相続した不動産を売却する際には、仲介手数料や印紙税、抵当権抹消費用など、さまざまな費用がかかります。これらの費用は物件の種類や売却の流れによって異なりますが、事前に全体像を把握し計画的に進めることが重要です。また、税制上の優遇措置や控除を活用することで費用を抑える工夫もできます。専門家に早めに相談することで、無用な出費や不安を減らし、安心して売却を進めることができます。正確な費用の見通しと資金計画が円滑な売却の第一歩です。





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